昨年、異動してからというもの出張が多い。同じ仕事をやっていた人が徐々に減っていき、最終的に今一人になっている訳だが、お陰で日本中の対応をしなくてはならない事に。

 社内にいるよりも社外にいる方が仕事になるし、色々な人と仕事をする事は楽しい。出張先の人なんて月に一度会うぐらいか、下手したら数ヶ月に一度しか会えないのだから、一期一会の気持ちにもなる。全国で活動している私の情報が、少しでも役に立てばと思うし、同時にそこでの話し合った内容は、私にとって全国で使える情報でもある。

 そういった事情から、飲みに誘われたら出来る限り断らないようにしている。そこで色々と飲み交わしながら話をする。今回も、元上司と出張先で飲んだ。為になる話を聞かせて貰ったり、私の仕事についてアドバイスして貰ったりした。凄くありがたかった。こういう事があるから、出張は良い物だと思う。

 ただ、相手方は数ヶ月に一度でも、こちらは色々な人と数ヶ月に一度会う為、その度に飲みに行くとこちらは連続で飲み続けるという事もある。先週は5日共出張で、しかも全部違う場所だけに、相当不安があった。結果的には木曜の夜に元上司と飲むだけで済んで助かったが、下手をすれば毎日飲みになっていた可能性もあった。

 一期一会とはいえ、それが毎日続くと私の身体が持たない。ただでさえ出張は気力・体力の消耗が激しい。今回の出張では肉体労働的な仕事もあったし、正直、体力が持つ自信が無かった。そっと誘われないように回避して逃げていた面もあるかもしれない(笑)。

 後、出張は家に帰れないのが嫌だ。3/11の震災時、出張先にいて飛行機が飛ばず戻れなかった、これがトラウマになってるっぽい。Xperia arcには「なまず速報」を入れて、いつでも地震が分かる様にしているけど、出張先で反応があると本当にビクビクする。帰れなくなるんじゃないかという不安がどうしても出てくる。

 3/11に戻れない時のあの心配はとてつもなく大きかった。以前に「不惑の歳、震災を通じて思う事」という雑文を書いたけど、本当にあの通り。先週は2泊3日、1泊2日と出張したので、ようは月〜金まで全て出張だった訳だ。水曜の夜に一度戻ってるけどね。そこはぶっ通しでいく方法もあったんだが、敢えて一度戻った。

 あの大震災があって、家族と離れている事への不安が非常に強くなった。それに家族がいないと寂しい。一人でホテルにいても、話し相手もいないし、まとわりついてくる息子もいない。静かな事は良いんだけどね。息子が得意げに何か言ってくる日々の大事さを感じる。

 だから、帰宅すると我が家だという安心感と共に、家族がいる安心感があって、非常にほっとする。出張でこれだから、単身赴任は無理かなという気もする。一人暮らし長かったから、作業としての単身赴任はどうにかなるけど、心がもたないんじゃないかって気がしてくる。

 今後も出張は減らないだろうし、減ってしまうという事は、それだけ仕事が無くなっているという事だからそれはそれで困る。行ったら行ったで、そこで新たな人脈形成をし、人間関係を深め、仕事についての情報共有をし、次に進んでいく事が出来る。同時に家族が側にいない寂しさを噛み締めつつも、帰宅時の息子の「おかえりー!」の笑顔に癒やされる事を楽しみに踏ん張るしかないかな。

 何と言っても、一家の大黒柱として、しっかり稼いで来なくてはならないのだからね。寂しいなんて言ってられない、頑張らないと。そして人員増を図って、私が出張しなくても良い環境を作っていきたいね。