<1997年に書いた物を転載>

 私は気分が非常に変わり易い。落ち込み易く、元気になり易い。まあ、落ち込んでしまうと、しばらくは帰って来れないようだが(苦笑)。悲しいこと、辛いことに弱いのは分かっているのだが、その度に相当落ち込んでしまうのは私の弱点かも知れない。しかも、その時は落ち込んでも、また同じ事を繰り返してしまうことがある。我ながら愚かだと思う。

 不思議と恋愛で同じ失敗は繰り返してない。なのに毎回失敗しているのは、いつも違った点で欠点をさらけ出すからだろう。そしてその根本にある物は・・・おそらく同じだと思う。私がすぐ調子に乗ってしまい、あまり深く考えなくなる事だ。これがあるが為に、私はいつも失敗し、そして落ち込む。落ち込んだその内容については反省し、同じ失敗を繰り返さないようにするが、それは目先の事だけなのかもしれない。結局違った形で現れるとは言え、自らの愚かさのせいで失敗をする、というのはようは私が馬鹿なのだ。

 今はもう立ち直っているが、自分の馬鹿さ加減を思い知らされる度に、相当落ち込んでしまっていた。数日飯が食えない時もあったし、ひたすら暗くなっていて、機嫌が悪くなっていた時もあった。いつも悲しみが襲ってくる事もあった。そして、その原因は、ほとんどの場合、私にあるのである。だからこそ落ち込む。恋愛で無くても、普通の人間づきあいでも、仕事でも・・・悲しくなることがある。ああ、こうしておけば良かった・・・なんて思うことはざらである。

 ただ、自分個人で完結する事柄については、あまり落ち込まない。しまったぁ、馬鹿したなぁ・・・それで終わりである。ようは自分以外の人に迷惑がかかってしまったり、泣かせてしまったり・・・そんな時には、暴れたくなる。そしてそんな性格が自分の中に潜んでいる事が悲しくなる。勿論、本当の馬鹿を相手にして、そいつが傷ついても全然私は落ち込まない。私如きに愚か者だと思われる相手など、世の中そうはいないのだから。そう思われてる相手なんてのは相当だ。しかしそうでは無く、私が普通につきあっていきたいと思う者・・・ましてや好意を持っている者を傷づけてしまうなど・・・壁に頭をぶつけたくなるぐらい嫌だ!

 そんな事を思いながら呑む酒は・・・とても苦い味がする。そして酔えない頭の中は、自分への呪詛で満ち溢れている。